009「内閣が倒れる」●日本学術会議が推薦した新規会員105名のうち6名を菅政権が任命拒否した件について、当事者の一人である松宮孝明・立命館大学法科大学院教授が、BSTBSの「報道1930」(2020年10月2日放送回)のインタビューに応えて、こんな発言をした。松原「最後に、いちばん今、あのー、菅政権に仰りたいことは何でしょうか?」 松宮「あのー、ここに手を出すと、内閣が倒れる危険がある」 「なので、早く、えー、手を打った方がいいですよ、という、これはあのー、政権のために申し上げておきます」 ●ここでいう「手を打った方が」というコトバは、「手段を講ずる」というよりは「内々に妥協する」という意味で使われていることは明らかだ。 ●これを「よくぞ言った」と捉えるか、「何という傲慢だ」と捉えるか、それは視る人聴く人その人の立場しだいということになろうが、それにしたって、ヤクザの脅し文句じゃないんだからさ。覆水盆に返らず、正しくこれが生放送の怖さである。 |